温度計のセンサーは用途によって変えられる

温度計は、センサーが分離しているものが便利です。

測定対象にはいろいろな形状のものがあるため、使用に適したものに合わせることができることや劣化した時に交換できることがメリットになります。異種金属を組み合わせて作られる熱電対は、素材によって測定できる範囲が変わってくるし、繰り返し使っていると破断するようなリスクもあります。センサーがコネクタなどで温度計から分離していれば、簡単に交換できるので状況に応じて対応が可能です。

高温のものを測った後で、冷たいものを測りたい時に専用のものに変えた方が正確な値を知ることができます。測定範囲が広いものもありますが、その分精度が落ちる場合があります。温度計は使用頻度が高い測定器の一つで、金属を使用しているセンサーは屈曲が繰り返されると疲労がたまり、破断してしまうことになります。いつも同じ場所で使用するのであれば、固定することでこのような劣化を予防することも可能です。

金属の劣化は防ぐことができないので、定期的に交換すると言う考えが重要です。破断する直前でも抵抗が高まり、正確な値が表示できなくなることがあります。まだ使えるかもしれませんが、新しいものに変えて、古いものは予備としてとっておくことも検討しましょう。その測定が重要であれば、リスクマネジメントとして常に2つのセンサーを用意して比較することも有効です。どちらかに不具合が生じても、測定できない状態になりません。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *