HACCPは12の手順を踏むことが大切です

食品を取り扱い企業がHACCPを導入するためにはどのような手順で行えば良いのでしょうか。

HACCPは食品の安全性を証明するために最適な制度、認証を得れば企業アピール向上を初め、社員のモチベーションアップ、生産性が向上するため利益拡大にも繋がります。さらに、各工程を細分化して衛生管理を行う、いわゆる合理的な管理方法などからも、万が一製品に不良が発生した時でも、原因の追究および改善対策を迅速にできるメリットもあります。発生対策をしっかりと行うことは品質管理の中でも重要な部分ですから、流出の危険性をゼロに近づけることができます。

HACCPを導入する時には12のステップを踏む必要があると言いますが、その中の7項目はHACCPを導入する上で特別重要な項目になります。これは7原則などと呼ばれているもので、7項目をしっかりと抑えておかなければならないのです。例えば、手順12は原則7に項目になる部分ですが、HACCPを実施したことを記録に残すこと、保存するための方法を設定すること、これらの記録および設定により、どのような工程で問題が発生したのかを一目で分かるようにすることです。

ここで重要なことは、この制度を導入したからと言って、完全に不良率がゼロになるわけではない点です。但し、従来の衛生管理方法と比べると不良率は限りなくゼロに近づけることはできるわけです。不良率がゼロになるわけではないなどからも、原則7の重要ポイントは、万が一の事態が起きた時の対策のために必要不可欠なもの、この7つの項目をしっかりと定めておくことがゼロに近づけるコツになるのではないでしょうか。

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